桜のしおり
魔法少女の短編「あなたのうでのぬくもりと」をup
本文とそのおまけをupしてきましたー。
数日前の夜中に突然降ってきたネタ。
ちょっとネタバレ有りで色々語りますので、詳しくは追記に書きますー。
ということで、なんですが、
今回の話は、魔法少女の本編完結から約1年半後。かずさが高校卒業した付近の話になります。
まぁ、結局のところイチャイチャしてるだけなんですが、
今回の話で、不満を持つ男が1人。
レオンさんですね。
誰、て思た人も多いかと思いますが、
かずさちゃんがエイルさんに脅されてるシーン(本編)の前のシーンで、エイルと話してた人です。
彼ね、構想段階ではもうちょい格好いいシーンがあったの。それやのに、気が付いたらフェードアウトしてたから、「なんで削ったんや、桜!」って怒られてます。
一応、構想としては、
***
(レオン、かずさに話しかけ、かずさの話を聞くことに。)
「で、何があったの。」
かずさは何から話したら良いのか分からなかった。言葉に悩みながら黙っていると、レオンはポケットから何やらを取り出した。
煙草……?
レオンは左手の人差し指と中指でその筒状の物を挟み、もう片方の手でその筒の先端の下に手を添える。次の一瞬には、その右手から小さな炎があがっていた。
おそらくは、火炎(フレイム)だろう。長たらしい詠唱は必要の無い、初歩的な魔法だが、無言のうちにやってしまうとは。
かずさは驚きで目を瞬かせた。
「あ、嫌だった?」
もう手の内にあった炎は消え、あの筒状のものからは白く煙が燻っていた。
かずさは首を降り、大丈夫、と返した。
やはり煙草のようなものらしい。エイルが持っているのを見たことは無いので、彼は吸わないのかもしれない。
そっか、と安心したようにレオンはにこっと笑うと、ふ、と煙を細く吐き出した。
(かずさ、話をはじめる。)
***
……って、感じでした。はい。
なんで消えたんやろ。
それから、今回のエイルの贈ったネックレスですが、
一応、前々から構想はあったんですけど、
今贈るかー、って感じではありました。
前の短編から推測するに、かずさ、気が付かないんじゃないっすかね。