桜のしおり

サイト「水面に散る桜」の日記

恋慕の涙についての考察まとめ

ちょっと、恋慕についての考察をまとめてます。

ネタバレ有ですので、読む際はお気をつけ下さい。


下の「▼続きを読む」からどうぞ。

というわけで、今回は恋慕のリアーナ、シアンについての考察。


いやー、まず、
私の創作で、あんまり愛しあう2人を死が別つ、とか、愛する彼、彼女は死の病に侵されていたー系のあれが、メインの話がないな、って思ったんですね。
まだ、私の脳内にある話も含めても無いなーって。

で、多分、「あれ、恋慕は?」って思われたかと思うんですが、
私的にはこの2人、別に「死」が別つってわけじゃないんだよなーって事をつらつら考えてまして。
個人的なメモも兼ねて、以下まとめてみたいと思います。



恋慕の2人は確かに死に別れてます。
でも、仮にあそこでリアーナが死ななかったとしても、シアンと2人、幸せになる未来は多分、ないんです。


シアンがリアーナの事を「愛してる」と自覚するのは、リアーナが死んだから、です。
もちろん、深層心理としては、幼い頃から好きなんですが、彼自身は無自覚です。

だから、「リアーナの死」というものがなければ、おそらく生涯、気が付くことはなかったと思います。


一方、リアーナの方はちゃんと自分の気持ちに気が付いており、
でもだからこそ、彼女の方からシアンにその気持ちを伝えることはありません。

リアーナは自己評価も低いですが、それ以上に自分が想いを告げることが、シアンの枷となること、重荷となることを、そして、リアーナ自身、その気持ち以外何も彼に差し出せない事を、誰より知っています。


また、もしも謀反がなければ、この2人は再会することすらありません。
シアンが城を訪れたのは、城の現状を肌身で感じるため、情報収集が最大の目的です。
リアーナの事は、もちろん会えたら良い、とは思っていましたが、理由無く、彼女のためだけに会いに行くほどのものではなかったので。

リアーナはもちろん、城を出ることさえ許されていないので無理。
謀反がなければ、そのまま嫁にいっています。


また、謀反の首謀者として、シアンの名が上がっていなかった場合は、
リアーナはどこかへ逃げおおせ、片田舎でひっそりと、裕福ではなくともそれなりに幸せに暮らします。
その先でいい人を見つけたかもしれません。

もしくは、父兄に注意を促した結果、牢かどこかに閉じ込められる場合もあります。
その場合は、首謀者の人柄如何では、逃がしてもらえる可能性もありますが、
その中にシアンが紛れていた場合は、本編の結末と同じになります。


シアンは皆の幸せの為、自身の感情に蓋をし、リアーナへの愛を感じても、無意識に見ない振りをしています。
その為、リアーナが死ぬという、土壇場になって、想いを自覚するんです。


なお、シアンはリアーナへの愛情に気が付かなかったならば、そのうち、気立てのよい娘を嫁にして、子にも恵まれ、幸せに暮らします。



という感じで、
要するに、2人で幸せになる可能性は、今生では無いので……
「死」というものが、2人を別ったわけではないんです。

まぁ、蛇足的に生まれ変わった2人が幸せになったら良いなぁ、という妄想だけはしてますが、
多分、その話を書くことは無いです。

恋慕で何か書くなら、2人の子供時代か、
今言ったやつで、Ifを書くか…
ですね。



というわけで、ここでいったん終わり。
長文にお付き合い下さり、ありがとうございました。

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